電気代

エアコンの電気代の計算法や10年前との比較!安いメーカーも

寒い時期の冷房や暑い時期の暖房など、1年のほとんどの間愛用する存在のエアコンですが、電気代が気になってしまいますよね。

なので、エアコンの1時間や1日、1ヶ月の電気代の計算法や冬など季節の温度に生じて表れる変化や、ドライ(除湿)、冬など季節の温度変化、10年前との比較について知りたいのではないでしょうか。

それから、エアコンの電気代の節約ポイントで、つけっぱなしや電気代が安いエアコンのメーカーなども気になりますよね。

そこで今回は、エアコンの電気代の計算法や10年前との比較、また、安いメーカーなどについても詳しくお伝えしていきます。

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エアコンの電気代の計算法は?10年前との比較も

ほぼ1年中お世話になることが多いエアコンですが、消費電力はいくらくらいかかっているのでしょうか?

その最も簡易的な計算方法は、お使いのエアコンのカタログなどに記載されている「期間消費電力」に「電力量料金」をかけるというものです。

例えば、エアコンの期間消費電力量が1,000kWhで設定されていた場合は、1年間で1,000kWhの消費電力になるという意味です。

なので、仮に電力量料金として東京電力の従量伝統Bプランの「第二段階料金」を適用とすると、1年間のエアコンの電気代は次のようになります。

・ 1,000kWh(一年間のエアコン消費電力)×26.00円/kWh=26,000円(1年間の電気代)

また、エアコンのカタログに記載されている消費電力には、前述で紹介した「期間消費電力」(1年間の消費電力)と、もう一種類、エアコンを使う際に必要な電力量を示す「消費電力」もあります。

そして、一般的にはW(ワット)という単位で示され、例えば200Wのエアコンを一時間使った時には、電力使用量は「200W×1H=200Wh」ということになり、これをkWの単位に揃えると、0.2kW×1H×26円=5.2円という計算になりますね。

それから、1日の電気代についても同じ方法で算出することができます。

こうした期間消費電力や消費電力の計算法はあくまで簡易的なものですが、実際には使用状況や使用時間によって消費電力や電気代は大幅に変わってきます。

そして、2013年のJIS規格に基づくと、算出基準は次の通りとなるそうです。

(出典:https://www.tainavi-switch.com/contents/1424/

つまり、期間消費電力はこちらの一覧を基準として算出しているので、例えば冷房の温度を23度など下回る温度に設定していたり、外気温が異常に高い時、低い時などは消費電力も変動します。

また、冷房よりもドライ(除湿)の方が電気代がかかると言われていますが、これはエアコンの除湿機能で「再熱除湿」機能(室内気温を下げずに除湿する)を使った場合のことで、「弱冷房除湿」(室内気温を下げつつ除湿する)を使った場合は冷房よりも電気代を安く抑えることができるようですね。

そのため、冷房やドライの電気代を比べると、

再熱除湿 > 冷房 > 弱冷房除湿

の順に高くなるようです。

エアコンは買い換えで省エネ効果UP!

エアコンの電気代は、お使いになっているエアコンの消費電力によって異なるので、各メーカーはより消費電力を抑えたエコ機能をアピールした製品をたくさんだしていますよね。

なので、古いエアコンと比べると、当然、新しい製品の方が電気代を抑えることができるのです。

例えば、最も電気代がかかる暖房時の消費電力を比べると、15年前のエアコンを買い換えた場合43%の省エネに、10年前のエアコンを買い換えた場合19%の省エネになるとのことなんです!

そのため、新しいエアコンを購入する費用が気になっていつまでもリフォームできないでいるのは長い目で見るともったいないということになりますね。

そこで、新しいエアコンで省エネ効果が高いものも含め、エアコンの電気代を節約する技をチェックしていきましょう。

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エアコンの電気代の節約ポイントは?

1、 現状のエアコンの使い方を工夫する

・ 最適温度「28度」を基本に設定する

エアコンは、設定温度を1度上げるだけでも消費電力を抑え、約10%の節電効果があると言われています。

そして、夏でも冬でも、日本の平均的な最適温度は、「28度」と言われていて、これは外気との気温差が5度以内であれば、前述の通り、エアコンで元々設定されている期間消費電力から変動させずに使うことができるからなんですね。

・ 風量の設定は「自動運転」「風向きは上」

風量の設定は「自動運転」にすると、部屋が冷えるまでは強風にし、その後は微風と効率の良い運転をしてくれるのでオススメです。

また、冷房の風向きは上にしておくと、効率よく部屋の温度を下げることができ、夏は扇風機と併用し、冬は窓の断熱をしておくと、エアコンによって部屋を冷やしやすくなったり、熱を逃がさず暖めやすくなり、効率をUPすることができます。

・ 状況に応じてスイッチをオン・オフする

エアコンは室温を設定温度まで上げる間が一番電気代がかかるので、つけっぱなしにしておけば安く抑えられるのでは?と思いがちですが、これは一概には言えないようです。

一方で、こまめなスイッチオン・オフも電気代を食うのはいうまでもないので、寒くなってきたらスイッチを入れる、暖かくなってきたからスイッチを切るというのはオススメできません。

なので、方法としてはずっと家にいる日や、間で30分ほど外出する日、ベランダに洗濯物を干すのにちょっと出るなどの日はずっとつけっぱなしにした方が良いですが、数時間出かける日や、仕事で日中ずっと家を空ける場合は一度切った方が良いということになります。

このように、エアコンの運転は状況に応じて使い分けるのがオススメですよ。

それから、春や秋など、オフシーズンは忘れずにコンセントを抜いておきましょう!

2、 エアコンの室外機を工夫する

意外と見逃しがちですが、ベランダなど外にある室外機に直射日光を当てることも消費電力を上げる要因になるので、すだれや植木で日陰を作ったり、夏は雨戸を閉めたり打ち水をすると効果があります。

ちなみに、

(出典:https://www.daim-corp.jp/products/hiyoke/hiyoke4.html

こんな感じのエアコンの室外機用日よけパネルも販売されているので、オススメです。

3、 エアコンを買い換える

CMなどでもエアコンのメーカー各社の宣伝文句は1位に「節電」がくるほどそれぞれ工夫をこらしていますので、オススメのものを紹介しますね。

・ 三菱の最新省エネエアコン「霧ヶ峰FZシリーズ」

霧ヶ峰FZシリーズエアコンは、左右に独立駆動する新型ファン「パーソナルツインフロー」を初搭載しており、「ムーブアイ極」(人それぞれの手先や足先など細部まで温度変化を見極め対応するセンサーの診断結果に合わせてパーソナルツインフローの2つのプロペラファンが個々にとって快適な温度空間を作り上げます。

そして、体感温度が上がる昼間は自動運転、体感温度が下がる朝と晩は風だけの爽風運転といったように、体感温度に合わせて自動的に切り換えてくれるので、快適に過ごすことができながら、節電もできるという優れものです。

・ シャープの省エネエアコン「F-Xシリーズ」

シャープのF-Xシリーズエアコンは、シャープ独自で最大のポイントである「プラズマクラスター」が部屋の空気を浄化し、エアコンの内部をキレイに保つ「風クリーンシステム」が搭載されているので、ホコリなどもたまらず、ハウスダストが気になる方も安心です。

・ 東芝の最新省エネエアコン「DRシリーズ」

東芝の最新省エネエアコン「DRシリーズ」は、運転開始からわずか30秒で高温風が吹き出し、すぐに暖まることが最大の特徴で、その分消費電力も抑えることができます。

もちろん、夏の冷房時もパワフル気流を出し、25mまで冷風をしっかり届けるので、二間続きの部屋だとしても、十分冷房でき、嬉しいですね。

・ 富士通の最新省エネエアコン「ノクリアXシリーズ」

東芝のノクリアXシリーズは、室外機のセンターから暖房機流が吹き出し、両サイドのデュアルブラスターからハイブリッド気流が吹き出されるので、これによって暖気の上昇を押さえ込み、足元まで温風を押し広げることができ、冷え性の方にもとっても嬉しい機能付きです。

・ 日立「ステンレス・クリーン白くまくんXシリーズ」

日立の最新省エネエアコン「ステンレス・クリーン白くまくんXシリーズ」はなんと床の種類を判別し、天井の温度や下がり壁なども検知する「くらしカメラ4」が搭載されているので、読み取った情報に合わせて気流をコントロールし、快適に空調してくれます。

4、 電気料金プランや電力会社を変更する

エアコン自体を買い換えると、消費電力自体を抑えることができるので、抜本的な電気代の見直しにつながるのですが、エアコン自体の購入費も気になりますし、設置にかかる工事費など、初期投資にかかる費用が何かと多いので、すぐには踏み切れないですよね。

そんな方にオススメなのが、電気料金プランや、電力会社の乗り換えです。

例えば、4人家族といっても、父親は会社員で土日は休み、母親は週に3~4回、日中にパート勤めで出かける、長男は大学生、長女は高校三年生で受験生といったように、家族構成を細かく見ていくと分かることがあります。

それは、この家族の生活スタイルで、

・ 日中は両親は仕事、子供は学校で不在

・ 母親はパートが休みの日にまとめて家事を行う

・ 長女は受験勉強、長男は大学の課題などで夜遅くまで起きている

・ 両親の就寝時間は0~1時

など特徴を整理することができ、このことから日中には40%、夜間に60%といったように、電気代を使う時間帯が分かります。

これを元に、例えばエネチェンジなどのネットサービスで、電気代の変更プランをシミュレーションすると、従来のプランから改善できる電力料金プランや電力会社を提案してくれるのです。

(出典:https://enechange.jp/articles/plan-change-and-time-shift

こちらの画像で提案されているピークシフト電灯(中部電力)は、夏期の平日13時~16時までをピーク時間帯として電力料金単価を高額に設定し、その分、夜の23~翌朝7時までは割安料金が設定されているプランだそうです。

そのため、今のまま使っても15,000円近く節約できるのですが、さらに、母親はパートが休みの日に家事を行うとしても、13時~16時を避けて、午前中の間に済ませてしまったり、その他の家族も利用する家電は事前に充電しておくなど、細かな工夫ができるのです。

もちろん、エアコンについても、ピーク時に在宅の場合は、エアコンのスイッチを予めONにしておくことで、ピーク時に使用し始める時よりも電力を安く抑えることができるのです。

このように、いきなりエアコンを買い換える前にも、まずは家庭に合わせて適切な料金プランを契約した上で、家事や趣味の時間帯をシフトしてみるだけで、電気代をぐんと安く済ませることができるようになるんですよ!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、エアコンの電気代の計算法や10年前との比較、また、安いメーカーなどについても詳しくお伝えしました。

エアコンの電気代の基本の計算法や、冷房や除湿の電気代の違いについて説明した上で、10年前に比べると最新のエアコンはずいぶん節電ができるようになっていることをお伝えしましたね。

なので、電気代を抑えたい方には、まずは室外機を工夫したり、最適温度の設定、つけっぱなしにするべき時と切るべき時の違い、最新の省エネエアコンで節電効果の高いおすすめエアコンもお伝えしました。

それから、家庭に合った電力プランや電力会社の変更もオススメで、家庭の例を元にどれくらい安くなるかシミュレーションする方法もお伝えしました。

ただ、これらはあくまで短期的な節電にしかならず、結局エアコンを買い換えるにしても、5年や10年ごとに買い換えていけばそれなりの費用がかかって大変ですよね。

そこで、長期的に見て節電をしっかり行っていきたい!という堅実なタイプのあなたには、次のような節約の仕方がオススメです。

電気代を長期的に節約したい人にオススメのとっておきの節約術!

太陽光発電を利用すると、かなりの節電効果が期待できることを知っていますか?

太陽光発電は、その名の通り「発電で余った電力を電力会社に買い取ってもらえる」ことが特徴で、年間では平均20万円以上もの電気代を削減でき、10年程度で設置費用もすべて回収できるそうです。

しかも、回収後はプラスになっていくだけなので、長期的な節電にはぴったりですよね。

また、電気の消費量をモニターでチェックできるので、それだけでも10%の節電効果があるそうですよ。

とはいっても、太陽光発電の施工会社は様々なところがあり、企業によっては施工の品質や設置後のアフターフォローなど、評価が分かれるようです。

そこでオススメなのが、2015年度に西日本でNo.1の実績をおさめた「太陽光マイスター」です。

こちらは保証期間も長く設置やアフターフォローが丁寧で、お客様満足度も93%と非常に高いようです。

具体的には、機器の15年保証、出力の20年保証、工事の10年保証と手厚い保証がついているので、すぐに壊れて元をとれなかったといったことはないそうです。

また、下請け業者を使わず、自社で一貫して施工を行うことで、費用を最小限にとどめてくれることも人気の理由のようですね。

それに、今ならモニターキャンペーンで設置価格や工事費を無料にするキャンペーンを毎月先着5名様対象に行っているので、これをうまく利用すると、長い保証期間のおかげで実質無料で太陽光発電システムを導入できることになるのです。

なので、これから10年以上住む家をお持ちの方は、太陽光発電を導入した時にどれくらい節電できるのかシミュレーションしてみることをオススメします。

特に、今だけ期間限定で無料シミュレーション(無料診断)をしてもらえますし、無料診断の申し込みも簡単な入力だけでできますので、是非この期間を逃さず、まずは節電効果を確認してみましょう!

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